アーティスト・イン・レジデンス(9月21日 番外編)
池田町はスナック文化も健在だそうで、人口の割合に対してスナックの店が多いとか。
普段からあまり夜は出歩きませんので、滞在前からちょっとワクワクしておりました。
マルシェが終わり、マチトソラのスタッフさん達とお好み焼き屋さんで打ち上げをし、無事に一日が終わりました。
1次会でお開きとなり、2次会が開催される様子もなかったため、その日の夜は作業に打ち込むことにしました。
ここで、ほんとうに飲み歩きが好きな方でしたら、1次会の時にでも事前におすすめスナックなどを聞いたりするものでしょうが、わたくし、シャイな小心者ですので、大人しくアトリエに戻ることにしました。
「やはり、今夜は制作をしなさいね、というほとけさまのおふれなんだわ」
と自分に言い聞かせ、制作がたて込んでいた私は、深夜の作業用おやつを買いにひとりスーパーへ向かいました…
アトリエに戻り、おやつ片手にホトケサマを描いていると、深夜、外から
「あ!明かりついてる。合田さん(※)起きてはるのかな…!?!」(今回、レジデンスで大変お世話になった地域おこし協力隊の方)
「ごうださーーーん、ごうださーーーん!!」
と楽しそうな声が聞こえてきました。
窓を開けると、合田さんではなく私がひょっこりと窓から顔をだしたもんだから、皆さんビックリした模様。
一瞬、
「あれ、誰???」
という雰囲気が流れましたが、それでも、スナック文化健在!?!の陽気な池田の皆さん。
協力隊の合田さんではないとわかっていながらも(おそらく、気持ち半分はAIRで滞在中の私だろうと思われてたはず…)、
「あ、これから○○さんの家で飲み会の続きをするから、よかったら、是非〜〜〜!」
「いこうよ、いこうよ〜〜〜」
と楽しそうに誘ってきます。
スナック…、飲み会、酒…
楽しそうな絵が脳裏に焼き付き、思わず鉛筆を置きそうになりましたが、ぐっとこらえ、
「あの…制作がありますんで…
制作が終われば…(←終わるわけない)是非…伺います…」
と窓を閉め、ぐっと天井を見据えてしまいました。
まるで、ヅカの舞台で主人公が泣く泣くヒロインの所にむかうのをぐっとこらえ、顔の所だけ残して暗転…
みたいな雰囲気です。
えせスターを体験することができました。
一方、外では、楽しそうに池田町の皆さんが千鳥足で次なる酒の舞台へむかっておりました。
9月21日、夜中の出来事でありました。
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