スコーピオンマウスの勇ましい雄叫び
最近は、なかなか映画館で映画を見る機会がなかったのですが、動物モノが大好きな私としてはコレは見ておかなければ!というわけで、行って参りました。
「小さな世界はワンダーランド」http://wonderland.gaga.ne.jp
いやあ、あっと言う間の44分間でありました。
そして、泣きました。
大泣きです。号泣。
基本的に、動物モノに弱いので、ドキュメンタリーを見ただけでも大概すぐに感激しちゃう方なのですが、今回の映画は比じゃなかったですね。(自分比)
主人公は、シマリスの子どもとスコーピオンマウスの子どもの小さな2匹の生き物なんですが、予告編を見る限り、シマリスの方がどちらかというと分かりやすい可愛らしさがあるので、当初、スコーピオンマウスを見たときは、
「なぜに、ネズミ…???」
と疑問に思っていたぐらいでした。
誰もそんなことは聞いてはきませんが、
「ねーねー、何派?(シマリス派かスコーピオンマウス派か)」
と聞かれたら、
「シマリスかな」
と答えていたよう気がしますが、実際に映画を見てからは、
「スコーピオンマウス!!!」
と即答しちゃうぐらい、スポーピオンマウスの生命力溢れる生き方に感動いたしました。
どの場面も、涙腺崩壊シーンが盛り沢山だったのですが、特に印象深かったシーンがあります。
どうやら、このネズミちゃんは、風貌はとても可愛らしいげっ歯類なのですが、アメリカのアリゾナ砂漠に生息していることもあり、サソリの毒に耐性のある珍しい生き物なのだそうです。
サソリが
「シャーーーーーーー!!!!」
と襲ってきても、果敢に立ち向かい、最終的にサソリを食っちゃう訳です。
その乱闘ぶりも想像を絶する激しさ。
サソリに目を傷つけられないように、ギュッと強くつむり、鼻の周りに生えているヒゲで動きを感知しながら乱闘を繰り広げているのであります。
最終的に、サソリを倒したあとにね、このスコーピオンネズミちゃんはさあ…
自分のテリトリーを誇示するために、
「ア¨ーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
って高らかに雄叫びをあげるんですよ。
しかも、何度も。
まるで、その姿は、平成13年5月場所の横綱貴乃花と横綱武蔵丸の優勝決定戦で見せた、貴乃花関の不動明王ばりの形相そのもののような気がしてしまい、涙腺が崩壊してしまいました。
いやあ、生き物というのは、大きかろうか、小さかろうが、結局は「生きる」ことに関しては違いなんてないのだと実感しいたわけであります。
小さな生き物から溢れ出る生命力の強さと大きさに、大変感動しました。
あとは、シマリスやスコーピオンマウスに襲いかかってくる、様々な種類の動物たちの姿も目を見張るものがありました。
ライバルシマリス、シマフクロウ、蛇、ハリスホーク、シカ、トカゲ、カタツムリなどなど。
時に可愛らしく、時にええ感じに、わる〜〜〜〜〜く映像に映っているわけです。
まあ、そのわる〜〜〜〜〜〜い感じも、すばらしい映像美によって非常にカッコイイ生命力溢れる姿に見せてくれるので、そんな姿を堪能するものまた楽しかったです。
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