[ヅカナイト]ふりかえり 第6回目
2014年3月9日、やっちにてヅカナイトを開催しました。
早いもので、6回目を迎えるヅカナイト。毎回、気になるテーマを掲げて開催していますが、今回は、花組トップスター蘭寿とむ様について語るというものでした。
ヅカナイトでは、レジュメを準備し、一方的にテーマに沿って語るわけですが、今回は参加者1名とやっちスタッフ2名の計3名でのすこぶる濃密な夜となりました。
さてここで、参加者の1人、めきめきとヅカ熱の濃さを増しているSさんをご紹介したいと思います。
Sさんは、数ヶ月前はスターさんの名前をそれほど口に出すこともありませんでしたが、最近、会う度に、スターさん達の名前や今年上演される演目について自ら高らかに語っています。日々の積み重ねの成果でしょうか、見事な成長ぶりを披露しているヅカファン友達の1人であります。
実は、ヅカナイトの最終目的は、「気がついたら自らチケットを入手していた」なのですが、Sさんは、2013年初夏から夏にかけて行われた星組公演「ロミオとジュリエット」のチケットを自ら入手してちゃんと観劇していたつわものです。
実はSさんには、2014年春より小学校に上がる娘さんがいます。娘さんとご主人と一緒に年に1~2度、ヅカ観劇を楽しんでいる一家です。娘さんは、幼稚園の頃より宝塚観劇をし、日々のDVD鑑賞にてどっぷりとヅカにはまっている模様。立派なレディに向けて日々成長している娘さんにとって、知識欲、ヅカ欲が年月の経過とともに増しているはず。果たして年2回の観劇で果たして我慢できるのでしょうか。Sさんは、年2回か3回までなら一家で観劇できそうと語っていましたが、どうやらご自身も宝塚について知れば知るほど、魅力的な演目の数々に迷いが生じているとの事でした。
2月下旬に、蘭寿とむ様退団公演を観劇済みなので、あと1回分を壮一帆様(※2014年夏公演にて退団予定の雪組トップスター)の青天を拝むことが叶ったら今年分が終わってしまう、と嬉しさと同時に寂しさを抱くというヅカファンの切ないファン心理も暴露していました。
正直、トップスターの退団公演ともなると、ご本人は勿論ですが、組子達の演目に対するパワーが半端なく強いはずです。すでに、花組公演「ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-/TAKARAZUKA夢眩」公演で組子達の熱量に侵され、観劇後、知恵熱にて食事がのどを通らなくなる、を体感したSさん御一家(勿論私も知恵熱におかされた!)。1回観劇で内容まで把握できるのか、いやできはしなかっただろう!と高らかに言いたくなります。そう、ヅカファンなら同公演に時間とお金に余裕があれば最低3回は見ておきたいもの。これが御贔屓の出演公演となれば、話はもっと別の次元に進むので割愛しますが、やはり、名作と呼ばれる作品は度目の観劇で衝撃波をうけた後は、冷静になりながらもあと最低2回は観劇をして目に焼き付けておきたいというのが正直なところでしょう。
一昨年、元宙組トップスター大空祐飛様に御執心だった頃、私は退団公演に足しげく大劇場に通ったものですが、いまだに退団公演のDVDを見ることができません。公演中は「今しか見ることができないのだ!」という気合のみで公演中を乗り切りましたが、いざ映像を入手し、いつでも堪能できる状況になっても何故か心の底から楽しめないでいます。乙女心は永遠に謎であります。
一方、中学生の頃だったか、人生初のヅカ観劇を果たした公演「PUCKが2014年の秋に、龍真咲率いる月組にて再演されるという情報が入ってきました。これは是非みておきたい!確かちょうど現大劇場が改修される前に行われた年に上演されたので、ショーも大劇場へのオマージュ感が半端なかったのを覚えています。
伸びやかな歌声と中世的な魅力でファンを魅了した涼風真世と、自由奔放な青年役で好評をえた、天海祐希様の公演がリバイバル!現在、2番手が不確定な状態ではありますが、あの演目をどんな風に再演されるのでしょうか、これは是非見ておかなければ!と仕事で絶対に忙しい時期に突入しているにもかかわらず、こんなことばかり考えて日々を過ごしています。
もちろん、壮一帆の「前田慶次」は絶対見ておきたいし、明日海りお率いる新生花組「エリザベート」も外せやしない。勿論、星組さんだってすこぶる強烈なパワーでもって観客を魅了するにちがいないのです。
Sさんの娘さんも、このまま宝塚観劇を続けたらいつの日かこんな大人になるかもしれない危険性を大いにはらみながら、今年も懲りずに、ヅカ仲間と共に宝塚観劇に勤しんでいる今日この頃です。
100周年、ああ、たのしい。
コメントを残す