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2018-05-08

【向源2018(東京)】第1回(全11回)着いた先は浄土世界だったの巻

皆様、ごきげんよう。
5月4日(金)・5日(土)・6日(日)と前夜祭を含め、3日間に渡り開催された向源2018。
今年も声掛けして頂きまして、5日に行われた「2D仏像顔出し看板まつりin向源」にまつわる様子をお届けいたします。かなり長文になりましたので、11回にわけてご紹介します!(それでも長い)

■着いた先は浄土世界だった
開催日前日の5月4日、14時半頃に、会場になっている中目黒 正覚寺に到着。
境内では、テント設営や、会場準備が各所でおこなわれており、ボランティアスタッフの皆さんや、各宗派の僧侶の皆さんが準備を進めておられました。

今回、顔出し看板が展開される空間は、「正覚寺 別館たちばな」の1階。会場では、既に「あそべる浄土世界立体双六」の設営が行われておりました。
まずは御挨拶だ!と向井さんを探していると、作業の合間に向井さん登場。
私達をみかけるなり走り寄ってきて、ハイタッチをしてくれました。

15時には事前に配送していた作品と備品が届く予定だったのですが、実際に届いたのは16時台でございました。それでも、無事に届いてホッと一安心。
荷物が届くまでは、向井さんからの要望により、立体浄土双六で使用される仏様の被り物を3体増産しておりました。

背景布をつり下げるための紐を持参し忘れておりまして、どうしたものかと思っておりましたら、急遽、ニシユキテン中の人が綴じ紐ベルトに細工をして、背景布を壁面に吊り、撮影スポットが完成。
壁面のまわりに仏像の顔出し看板を配置したり、空間の一角にニシユキテングッズを並べていると、あっという間に18時半を回っておりました。

なんとか準備も完了し、向源前夜祭として開催された怪談和尚 三木大雲による怪談公演「怪談和尚のコワ〜イお話」に間に合うことができました。始まるまで30分程余裕があったので、「小腹が減ったお腹に、何か食べたいねえ」と、辺りを見回すと、会場入口前にクレープ屋さんが。その中で、どう見ても僧侶の方が焼いてくれた、なんだかありがたいクレープを購入し、三木和尚による怪談に臨んでまいりました。そういえば、2階のスタッフルームから階段を下りていると、何やら甘い食べ物の材料を持って降りていく人達がいらっしゃり、
「お寺でもクレープ焼いたりするんですね。初めて遭遇しました〜」
「ああ、よくしてるんだよね。特に◯◯宗(←肝心なところがうろ覚え)のお祭りとかで、よく焼いてるんだよー」
という会話をされていたのを聞いたところだったので、
「ほう、これが噂の…」
と頂いて参りました。
どうやら、このクレープ、向源代表の友光氏は3つ食べたらしいという情報が入ってきました。美味しかったもんね!

怪談の内容については、完全にオフレコ!ですので、どんなお話だったかはお伝えできないのですが、とにかく、笑う瞬間、驚く瞬間、悲しくなる瞬間、怖さを感じる瞬間等、ありとあらゆる感情が三木和尚に話術によって引き出されたように感じました。
同時に、最後の怪談のまとめでもある講和を聞きながら深く感じたのは、“人間が生み出す想像力の可能性”についてです。

実は、向源の会場に向かう前に、人形作家のクサボンさんが出展されている『fantanima! 2018』(2018.5.2[水]-5.8[火]|丸善・丸の内本店4Fギャラリー)という展示に足を運んでおりました。会場に足を運ぶと、幸運にも、クサボンさんにお会いすることが出来ました。

クサボンさんから、人形世界の奥深さや、地域性や、作り手の作家が生み出す想像力と具現化していく制作技術の高さに、大変感銘を受けたところだったので、想像力は、どう生かしていくかで、プラスにもマイナスにも転じ、ありとあらゆるものを生み出していくのだなと、実感することができた1日でございました。

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